感 謝
森脇直樹先生は30数年前、私の経営していた、神戸市に3院ありました、鍼灸整骨院鷹ノ羽グループに就職されました。
テクニック講座の時、初めて森脇先生の手を見た瞬間、反射的に私は彼に云いました。
「いい手をしている、真直ぐに行けば大成する」
と、その後、森脇先生はぐんぐんと、頭角を現して、20人程いた治療家の中でも群を抜いて、在籍期間は常にTOPで、その座を誰にも譲りませんでした。
私が卒業したアメリカ オハイオ州にあるPaimerカイロプラクティック大学の卒業式に招待されて大学に帰る時にも、同行して頂きました。
曾て(かつて)の教え子であったカリフォルニア州サンホセのDr.Banの招きでサンホセからサンフランシスコ迄をチャーター機で飛び、ステーキを食べたり、ナパヴァレ―のシャトウを訪ねてワインを飲んだり、シカゴでは乗り換え用のジェット機のエンジンが凍って飛べなくなり、急遽、車でアイオワ州はDavenportにある大学へ陸路を500kmも走ったり、珍道中も、今になっては非常に楽しい想い出となって共有できる喜びを心底味わっています。
私が伝授出来た事はほんの少しの事ですが、森脇先生はそれに更に磨きを掛けられて【守、破、離】の【離の世界を極め】られている事と思います。
青は藍より出でて、藍より青し、出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ※1)を莞爾(かんじ※2)として喜びを噛みしめております。
これからも、着実に地歩を固めて、更に大きく、更に高く、自らの求める理想を実現せん事を祈念致します。
森脇先生の更なる発展の為に応援団の一人として末席を汚す事を御許し下さい。
※1出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ):弟子が師よりもすぐれていることのたとえ。《「荀子」勧学から》青色の染料は草の藍からとるが、それはもとの藍草よりももっと青い。
※2莞爾(かんじ):にっこりと笑うさま。ほほえむさま。